公認会計士合格者のアドバイス―不合格者のタイプを分析すると?

会計士試験に合格できない人とは?

合格者のプロフィール

性別:男
会計士合格年度:短答式2010年12月、論文式2011年8月
勉強期間:1996年〜2003年、2010年6月〜2011年8月

 

 

合格するためのポイントは?

みなさんこんにちは。
私は大学時代及び卒業後数年、公認会計士試験に時間を割いてきましたが、何年勉強しても合格には届かなかった不合格者の代表です。そんな私も、会計士試験に2010年の6月に復帰し、約1年で合格することができました。長い時間を費やしても合格できなかった私が、なぜ短期間で合格することができたのか、これから受験するみなさんにわかりやすく説明して行きたいと思います。

 

会計士試験に合格するためにはどうしたらいいのか?と問われたら、
1. 合格できるレベルの勉強をすること
2. 勉強の方法を間違えないこと

 

この2点に集約されると思います。このうち、不合格者の9割は1.で躓いていると感じます。ただこれだけでは、抽象的過ぎるかと思いますので、私の受験経験を踏まえて説明して行きます。

 

合格する秘訣は?と問われると難しいので、視点を変えましょう。では、会計士試験に合格できない人とは?と問われるといろいろ思い当たります。当たり前のことですが、合格したのは一度きりですが、不合格になったのは何度もあります。このような経験から私は、合格する秘訣より不合格者の特徴はよくわかります。受験生はみな合格者と不合格者に分かれ、不合格者にならなければおのずと合格できますよね。

 

ではこれから、不合格者のパターンを述べて行きますので、みなさんは自分がこれらの不合格者のパターンに当てはまっていないか、また当てはまらないようにするにはどうしたらいいのかを考えてみて下さい。これらのパターンに当てはまらないことが合格への近道だと思います。

 

不合格者のパターンを分析!!

【パターン@ 俺天才型】

はじめに、合格者の1%ぐらい本物の天才の人はいます。しかし、ほとんどは凡人で受験はその中での戦いです。自分が凡人であるのにもかかわらず天才型の勉強をしていれば、不合格者の仲間入りです。

 

このパターンの人は、理解するのも覚えるのも早いが、忘れるのは凡人レベルである人です。それ故、直近の答練では高得点が取れてしまいます。周りの人からも褒められ浮かれてしまいがちです。このパターンの人は努力しなくてもできてしまうので、努力を怠りがちになることが多いです。そうすると知識が定着せず、範囲が膨大な公認会計士試験では、忘れるスピードについて行けずに不合格となってしまうのです。すぐ後ろに凡人努力型の人達がジワジワ迫っていますよ。努力は裏切りません。怠惰は必ず自分にはね返って来ます。

 

【パターンA 受験生満足型】

このパターンの人は、そこそこ勉強をし、会計士を目指している自分に酔って満足してしまっている人です。周りの人から、会計士を目指しているなんてすごいなどと褒められその気になっている人です。はっきり言って、受験生には誰だってなれるし、合格できなければ、ただの時間の浪費です。結果を残せないなら、やる意味はありません。過程が大事。こんな言葉に逃げてはいませんか?会計の知識を身に着けたいから勉強しているという人などいないでしょう。趣味レベルの勉強は辞めましょう。合格したいなら合格できるレベルでの勉強を。

 

【パターンB モチベーション激変型】

このパターンの人は、やる時はものすごく勉強するが、やらない時は全くやらない人です。モチベーションってどうやって保つんだろうかと悩んではいませんか?なぜモチベーションが下がってしまうのか考えてみましょう。それは、会計士試験に受かる気持ちの問題だと思います。受かったらいいなレベルの気持ちではありませんか?このような中途半端な気持ちでは、やる気が下がって当然です。今日はやる気が出ないから遊ぼうとか今日は休憩の日だとか、明日から頑張ろうなんて逃げるのはもうやめましょう。明日になればまた明日から頑張ろうと思うのです。明日という日は一生来ません。今その時を大切に。

 

【パターンC 惰性型】

このパターンの人は、なんとなく会計士を目指し、なんとなく辞められずにいる人です。ここまでやったんだからもったいないなんて思っていませんか?合格できるレベルの勉強をしないで、だらだら続けているほうがよっぽど時間がもったいないです。今すぐ、決断しましょう。合格できるレベルで勉強するか、それとも撤退するか。決断するのは今です。

 

パターン@からCに当てはまった人は、単なる勉強不足です。不合格者の9割はここに当てはまると思います。ほとんどの受験生はここで躓いているのです。合格できるレベルの勉強をする覚悟。これさえあればモチベーションなど気にもなりません。

 

<合格できるレベルの勉強とは>
自分のテキストを見て下さい。周りの受験生より使いこまれていますか?周りを見回してみて下さい。自分より勉強している人はいませんか?身近にいる人に負けていては全国の受験生の中で上位数%に入るのは難しいでしょう。誰にも負けられない(一位で合格するぞ!!)と思って勉強をする、これが合格できるレベルでの勉強です。
受験生の中で、一番努力したと思って試験会場に向かうことが不合格者の9割に入らない方法です。勉強方法で悩む前にまずは、合格できるレベルの勉強をしないグループから抜け出すことを意識しましょう。

 

まずは、自分の限界だと思っているところまで勉強してみて下さい。すると、そこは限界ではなく、さらなる限界を見つけられるでしょう。会計士試験を通じて自己研磨し、自分の限界を超えて超えて超えまくって下さい。

 

ここからは、合格できるレベルの勉強しているにも関わらず、不合格者となってしまう1割の人です。

 

【パターンD アプローチ失敗型】

このパターンは、勉強の方向性を間違えている人です。勉強をやってもやってもできるようにならない人は、このパターンに陥っているかもしれません。科目ごとにコツはあります。ここから抜け出すのは、自分では非常に時間がかかるし非効率です。周りの人に聞くことをおすすめします。その科目が得意な人はやらなくてもできてしまうので、不得意だったけどできるようになった人・合格した人に聞くのがいいと思います。

 

【パターンE 得意科目偏重型】

このパターンは得意科目は人一倍できるが、不得意科目は全然できない人です。このパターンの人は、苦手科目を疎かにしていることが多いです。苦手科目こそ、時間を割いてじっくり引き上げなければ、合格にたどり着くことは難しいです。

 

よく、一日1問は計算問題を解きましょう、だとか、勉強はバランスよくやりましょうというのを聞くかもしれません。このような迷信は当たっているでしょうか?私は間違っていると思います。この2つの真意は、「バランスよく点数を取った方が合格しやすいですよ」ということだと思います。

 

得意不得意のある人が科目ごとに均等に時間を配分するとどうなるでしょうか。得意科目は時間をかけなくてもできるし、不得意科目は時間をかけてもできないのだから、得意科目はより得意になり、苦手科目はより苦手になってしまうのです。
私は、企業法が特に苦手でした。大学の受験時代はここで不合格になっていたと言っても過言ではありません。だから、私は企業法に勉強時間の半分を使って底上げをしました。とてもとても時間がかかり点数もなかなか上がりませんでしたが、ある時周りよりできる自分に気がつきました。時間をかけてコツコツ積み重ねれば、飛躍的に点数が伸びる時が必ず来ます。競っている人はみな、単なる会計士受験生です。そこから抜きに出るのは、時間さえかければそれほど難しいことではありません。

 

一方、得意科目はほとんど勉強しませんでした。管理会計は理論の暗記を少しやった程度で、答練も解いて一度確認したら後は何もやりません。財務の計算は、テキストを回すだけで1時間の大問を解くことはほとんどしませんでした。それでも得意科目でリードすることができました。

 

勉強を続けていると、できる科目をやって安心感を得たくなります。例えば、1時間の簿記の答練をやって100点だったとします。みなさんはこういう時どんな感想を持ちますか?よし、勉強が上手く行ってるぞ、ですか?私は、時間を無駄にしたと思います。なぜなら、やらなくても本試験で点数を取れる問題だったからです。勉強とは、『できないものをやらなければ意味がない』、この視点は非常に重要なので、できる科目や問題を繰り返しやっている方は是非改善してみて下さい。

 

【パターンF 答練番長型】

このパターンは、答練では高得点で合格できそうだが、本試験ではなぜか上手くいかずに不合格になってしまう人です。このパターンの人は答練でいい点数を取るためだけの勉強となっていることが多いです。専門学校の答練はとても良いペースメーカーなので、答練に合せて勉強するのはいいことだと思います。しかし、答練で点数を取るためだけの勉強をしては本末転倒です。あくまで本試験を意識して勉強しなければなりません。

 

例えば、専門学校の答練では、試験範囲が設定されています。それに合わせて勉強するのは良いと思います。基礎答練・応用答練・直前答練を同じ範囲指定がされた場合、基礎答練で出た問題は、応用答練・直前答練ではまず出ません。しかしこの場合、応用・直前期に基礎答練で出た論点を必ず復習し定着させておくことが重要です。基本的に、専門学校の基礎期のものは本試験で重要性が高いからです。

 

答練はあくまでペースメーカー。いい点が取れると安心しますが、悪い点の方が危機感が出てより勉強できるかもしれませんよ。答練の結果に一喜一憂することなく、本試験に照準を合わせて頑張って下さい。

 

最後に

以上、私が受験時代に出会った不合格者達のパターンです。一度失敗した方は、自己分析してこれらのパターンに陥らないように、またこれから受験する方はこれらのパターンに入らないようにして意識してみて下さい。

 

一日24時間はみな平等です。それを何に使うかは自分で決めることです。仕事やバイトに拘束される時間も家事育児に使う時間も友達と遊ぶ時間もすべて自分自身で決めることです。その中で、いかに合格を勝ち取るか。戦いは今も現在進行形で進んでいます。会計士試験に合格するんだと決意したのなら、是非合格できるレベルで勉強をして下さい。中途半端は時間の浪費、一番してはならないことです。やるならやる、やらないならやらない選択を今すべきだと私は思います。
会計士試験はやれば誰だって受かる試験です。合格できるレベルで勉強をする決断さえできれば、後はやるだけ。合格はもう目の前です。

 

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