公認会計士試験合格者からのアドバイス―一発合格するためには

合格者からのアドバイスD一発で合格するためには

合格者のプロフィール

合格年:短答 2009年5月 論文2009年8月(受験回数:1回)
勉強期間:3年(日商簿記1級の勉強期間を含む)

 

 

みなさんの中には今大学に通いながら会計士を目指している方がいると思います。私も大学生の時に受験を決意し、大学に通いながら勉強をしていました。大学では、ゼミにも所属していましたし、イベントなどを企画する委員会活動もやっていました。また、週に3〜4日アルバイトもやっていました。もちろん友達といろんな場所で遊んでいました。

 

これだけ見ると普通に遊んでいる大学生です。ただし、委員会活動もアルバイトも友達付き合いもしながら、公認会計士の受験勉強をやり、1回の受験で合格することができました。

 

これから私が思う合格の秘訣(勉強の戦略やコツ、基礎期や直対期の過ごし方)をお伝えします。今、大学生でこれから会計士を目指そうとしている方及び今受験勉強を行っている方に読んでいただければ参考になると思います。

 

 

受験勉強の基本戦略:『基礎を確実に』『先行優位性』

私が考えた合格までの勉強期間は3年で、最初の1年は日商簿記1級に専念し、残り2年間で会計士受験の対策を行うことでした。なぜ最初に日商簿記1級を受験したかというと、1.計算の基礎力をまず固め、会計士講座では計算力に不安を持ちたくなかったこと、2.大学生活を楽しみながら勉強するには適度な勉強量で合格できる試験であったこと、3.勉強するクセを身につけたかったこと、4.会計士試験を確実に合格したかったことの4つです。

 

次に、日商簿記1級に合格後、会計士講座を受講しました。このタイミングにおいては、他の受講生(1級合格者を除く)とは計算力に関して圧倒的なアドバンテージがあります。例えば、財務会計や管理会計の基本レクチャーの中で行われる答練で得点数が他の受講生とはかなり差が出てきます。このアドバンテージを維持していきながら常に周りの受講生より先に勉強をしていくことが会計士講座の基本戦略です。

 

受験勉強のコツ

1. 計算の上達は下書き用紙にあり
対象科目:財務会計・管理会計・租税法・経営学(ファイナンス)

 

私は計算科目がとても得意でした。周りを見ても計算が不得意な方が多かったので今回は計算についてお話しいたします。

 

計算については、下書き用紙に書いた分だけ強くなります。そして、一度実力をつけてしまえば定期的に復習するだけで力は維持できます。

 

それでは下書き用紙に何を書けばよいのかを知りたい人が多いと思います。まず、個別問題に関しては、仕訳・図形・線表や集計シートを書きます。重要なのは、自分の中でパターン化(マニュアル化)してしまうことです。そうすれば、パターンを思い出すだけで問題に対応できます。あとはそのパターンを何度も下書き用紙に書き、その度に改良をして、様々な問題に対応できる自分オリジナルの解法パターンを開発します。

 

次に、総合問題についてですが、個別問題で付けた解法パターンをアウトプットする機会です。また、集計力を養うために下書き用紙にはT勘定やマトリックス図などを書き、集計する練習がとても重要です。

 

以上のように、下書き用紙を汚した分だけ解法パターンや集計力が体に染みつきます。体に染みついた解法パターンや集計力は、総合問題を利用した復習で維持するのがお勧めです。 

 

2. 理論は、暗記は原則不要。ただし何回も復習すること
対象科目:全科目

 

先にお断りしておきますが、理論科目についての勉強方法は様々です。今回ご紹介するのは、あくまで私自身の勉強方法ですのでご参考程度にしてください。

 

私は、原則的に暗記をしようという意識をもって理論科目を勉強していませんでした(例外は、用語の定義だけです)。なぜなら暗記が苦手だったからです。それでは、どうやって理論科目を学習したかといいますと、復習の回数を増やしました。

 

学習スタンスについて

1. 講義は予定より1週間前に視聴する
私は某専門学校の通信通学講座で勉強していました。専門学校から配布される視聴予定日よりも早く視聴し、とにかく受講計画に遅れを出さないようにしていました。早めに受講すると、受験勉強に余裕が生まれ、遊ぶ時間を作ることが可能になります。適度に息抜きすることが受験を乗り越えるため重要なことです。

 

2. 時期によっての生活スタイル
公認会計士の受験勉強は比較的長期間に及びます。したがって私の場合も、受験までの残された日数によって当然勉強時間も違っていました。そこで、最後に私の受験生時代の時間の使い方を紹介します。

 

基礎期1(日商簿記1級受験)
基本的には計算です。大学での活動やアルバイトをやりながら勉強していました。
1日平均勉強時間は3時間。

 

基礎期2(会計士講座を受講して半年から1年半までの期間)
財務会計・管理会計・租税法の計算に会社法を勉強していました。講義は、その日と翌日の2回復習していました。計算に関しては、租税法が始まるまでは、財務会計及び管理会計の総合問題を、租税法の講義が始まった場合は加えて租税法の基本問題を解くことを行っていました。ちなみに月に一度は丸一日遊んでいました。
1日平均勉強時間は7時間。

 

直対期1(短答直対期)
基本的には理論を主体で、計算は総合問題をやりました。租税法は、短答1カ月前まで、1週間に法人税の総合問題を2問、消費税を1問解いていました。
ちなみに大学は、ゼミのみでこのころあまり出席しませんでした。
1日平均勉強時間は12時間。

 

直対期2(論文直対期)
基本的には理論主体です。計算は、1日に総合問題を財務会計・管理会計or経営学・租税法(法人税or消費税と所得税)の計3問やったのみです。このころになると体調にも気を付けた生活を送りました。
1日平均勉強時間は12時間

 

以上のように、さすがに直前対策期については勉強に集中しますが、基礎期については普通に遊ぶことができました。それは、周りと比較して常に先手をうちながら勉強していくことを心がけていたことが時間的・実力的な余裕を生み、受験勉強がスムーズにこなせたことにつながったと思います。

 

最後に

公認会計士試験受験期間中は、どんなことがあっても諦めない、自分を信じてください。私は論文直前の公開模試の成績は、下から数えた方が早かった位置にいました。論文直前の答練でも、50点満点で1点しか取れなかった時もありました。たくさんのつらいこと、くるしいことがありましたが、こういったことを乗り越えた回数だけ成績は上がります。
一発合格できる最大の秘訣は、つらいこと・くるしいことから逃げない事です。

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